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脂質異常症の基準と特徴

血液中の脂質は、代謝によって細胞膜やホルモンの材料になったり、エネルギーになったりします。しかし、脂質の代謝に異常が起きると脂質が有効に使えず、血液中に滞留して、体に悪影響を及ぼし始めます。

その結果として、血液中に溶けている脂質の値が必要量よりも異常に多い、または少ない状態になるのですが、このような状態を脂質異常症と言います。

厚生労働省の調査では、脂質異常症だと疑われる人は、少なくても約1410万人はいるそうです。サイレントキラーとも呼ばれる生活習慣病の1つで、自覚症状が現れずにゆっくりと進行していきます。血液検査をしない限りは脂質異常症そのものかどうかは判明しません。

採血した血液は、しばらく置いておくと赤く濁った部分と、少し黄色く透き通った部分に分かれます。赤く濁った部分が血球で、黄色く透き通った部分を血清を言います。血液検査の1つに血清の中の脂肪成分がどれくらいあるかを調べる項目があるのですが、血液中の中性脂肪やコレステロールなどの脂質の量が多かったり、善玉コレステロールが少なかったりするような状態を、脂質異常症状と呼びます。

脂質異常症は、昔は高脂血症と呼ばれていました。そして基準値を超える高い数値を異常としてきたのですが、善玉コレステロールが少ない状態と高い状態という表現がふさわしくないため、2007年から「脂質異常症」と呼ぶようになったそうです。

また、この時に名称だけでなく、診断基準も少し変更されました。従来の高脂血症では、血液中にある脂質のうち総コレステロールと中性脂肪の値が異常に多くなっていることを意味していましたが、脂質異常症では総コレステロール値を診断基準から外しています。

これは、総コレステロール値が高くても善玉コレステロール値が高く、悪玉コレステロールの値が低ければ、動脈効果の心配が必要なくなるからです。

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